NativeCampを始めてから、もう2週間以上になる。
今日も在宅ワークの合間に娘のレッスンを見ていた。最近は娘がタブレットを自分で持ってきて「えーご、えーご」と言うようになった。先生が画面に映ると自分から手を振る。「Bye bye!」を先生より先に言おうとしてくる。2週間でここまで変わるのかと思う。
2週間前、あの2日目のことを思い返すと、本当に遠くなった気がする。あのころの娘は、タブレットを向けても顔をしかめるだけだったのに。声を出すまでに5分かかって、出た言葉が「ワンワン」で、それだけでパパは「次もやろう」と思えた。そんなレッスンだった。
今日はその2日目のことを書こうと思う。始めてすぐの、ちょっと緊張した頃の記録として。あのころを振り返るために。
特別なことは何もなかった日だ。でも「何もなかった日」が積み重なっていることが、2週間後の今につながっている。そういう日のことも、ちゃんと書き残しておこうと思う。
パパ
続けてよかった、という気持ちを、あのころの自分に伝えたい。
2日目のレッスン前
あの日は在宅ワークが午前中で山を越えて、少し気が楽になっていた。
午後2時すぎ、娘の昼寝が終わったタイミングで「今日もやってみよう」とタブレットを取り出した。初日の固まりっぷりが頭にあったので、どうなるか正直まだドキドキしていた。「泣くかな」「また14分無言かな」と考えながら、接続ボタンを押す前に一呼吸置いた。
昼寝から起きた娘はご機嫌だった。おやつのバナナを半分食べてから、ソファでしばらく絵本を見ていた。在宅ワークで出かけられない日は、こういう時間が毎日ある。午後のこのルーティンの中に、NativeCampのレッスンを自然に入れられるかどうかが、最初の課題だった。
初日と違ったのは、娘が「逃げなかった」ことだ。タブレットを見せると、昨日より少しだけ顔をしかめた。でも拒否はしなかった。ダイニングの椅子に自分から座った。それだけで、初日との差を感じた。
パパ
昨日よりよければそれでいい。その繰り返しだよな。
昨日のことが、娘の中にちゃんと残っていたんだと思う。泣かなかったこと、先生が明るかったこと、ぬいぐるみが出てきたこと。2回目はそういう記憶の上に乗っかって始まる。子どもは覚えている。きっと大人より、ずっと素直に。
「ワンワン」が出た瞬間
Grace先生(仮名)が画面に現れた。前日と同じように、登場するなりぬいぐるみをカメラに向けた。
「Look!」とゆっくり見せてくれた瞬間、娘が少し前のめりになった。昨日は先生の顔が映っただけで固まっていたのに。今日は画面に近づいている。「見ている」から「見たい」になった、ような気がした。
先生が「dog!」と紹介すると、娘が口を開いた。
娘
ワンワン
パパ
そうだね、dogって言うんだよ
英語じゃないけれど、自分から声を出した。初日は何を言っても無言だったのに。先生は「Good! Wanwan, dog! Dog!」と大げさに繰り返して褒めてくれた。娘の口角がわずかに上がった。完全に笑いではないが、表情が柔らかくなったのがわかった。
その後、先生は色のカードを出した。「Red!」「Blue!」と見せながら、カメラに近づけてくれた。娘は黙っていたが、目線がカードを追っていた。「見ている」だけではなく「追いかけている」になっていた。昨日との差は確実にそこにあった。
午後の在宅ワークと、レッスンのこと
レッスンが終わったのは午後2時半ごろ。
娘をリビングで遊ばせながら、パパはまた仕事のモニターに戻った。その日は打ち合わせ資料をまとめていて、集中しなければいけない時間帯だった。でも頭の片隅に「今日の娘、ちょっと違ったな」という感触が残っていた。
妊娠中のままはソファで横になっていた。体調が落ち着いた日だったから、レッスンの話を少しした。
ママ
今日は声出てたの?
パパ
ワンワンって言ってたよ。英語じゃないけど。
ママ
それでいいじゃん。昨日より全然いいじゃん。
ままのその一言が、パパの継続の支えになっていた。続けているのは娘一人じゃなくて、家族ぐるみだと感じた最初の瞬間だった。
妊娠中のままは体が思うように動かない日が続いていた。娘のレッスンに直接関われないもどかしさもあったと思う。だからパパが毎回報告することで、ままも一緒に「昨日より変わった」を感じられるようにした。それが自然と家族の習慣になっていった。
夕方、娘がぬいぐるみを持ってリビングをうろうろしていた。「ワンワン」と言いながら、先生がやっていたカメラ越しの動きをなんとなく真似しているような気がした。気のせいかもしれないが、そういう気がした。
夕飯は冷凍しておいたカレーを温めた。妊娠中のままは体調が落ち着いている日だったから、一緒にダイニングに座って食べた。娘はカレーを一口食べて「からい」と言って、ご飯だけ食べていた。そのあとぬいぐるみに「dog」と言い聞かせていた。本当に小さなことだけれど、夕飯中にこういうことが起きるとはつい最近まで想像していなかった。
先生への事前メッセージを覚えた
2日目から、レッスン前に先生へのメッセージを書くようにした。
初日は「2歳、初めてです。ご容赦ください」しか書けなかった。2日目は「昨日のレッスンの続きで、ぬいぐるみに反応していました。また使ってもらえると助かります」と書いた。Grace先生(仮名)から「I’ll use puppets again!」と返ってきた。
たった一言のやりとりだけれど、「先生が読んでくれている」「次のレッスンに繋がっている」という感覚が生まれた。事務的なシステムじゃなく、人と人のコミュニケーションになった気がした。それがNativeCampを続けやすくした要因のひとつだと今も思っている。
子どもの反応をメモして先生に伝えると、次回のレッスンが格段によくなる。レッスン後のコメントも送った。「今日はぬいぐるみの犬に反応して、自分から声を出しました」と日本語で書いたら、先生から「Wonderful! She’s making great progress!」と返ってきた。たぶんGoogle翻訳で読んでくれたのだと思う。語学力を気にせず、気軽に日本語で送っていい。英語で書かなきゃいけないと思って最初は構えていたが、そんな必要はなかった。
親として、2日目に気づいたこと
2回目のレッスンを終えて、パパの気持ちに変化があった。
初日は「どうなるか分からない不安」だった。2回目は「次はどんな反応をするんだろうという楽しみ」に変わっていた。子どもの変化を観察することが、自分にとっても面白くなっていた。記録したくなっていた。これがこのブログを書き始めた直接のきっかけでもある。
あとから気づいたことがある。2日目でよかったのは「反応が出た」ことより「嫌いにならなかった」ことだ。英語が嫌いになってしまったら、そこから立て直す方がずっと大変だ。好きでも嫌いでもない「普通のこと」として続いていくのが、最初の1ヶ月の目標でよかった。
在宅ワークをしながら子どもの英会話を並走するのは、正直ちょっと大変だ。特に締め切り前後の週は、レッスンの時間を確保するだけで精一杯になる。それでも「毎日やらなきゃ」じゃなく「できる日にやればいい」と割り切ったことで、2週間続けられた。完璧にやろうとするより、細く長く続く方が絶対にいい。
NativeCampは月額使い放題だから、1回あたりのコストを気にせず「今日は10分でいいか」と思えるのも、メンタル的に楽だった。回数制だったら10分で終えることに後ろめたさが残ったかもしれない。課金体系って、意外と親の気持ちに響く。
パパ
この先生、うちの娘に合ってるかも。続けよう、という気持ちが初めて「楽しみ」になった日だった。
2日目のよくある疑問
Q. 2回目でも全然しゃべらなかった。もうやめた方がいい?
まだ早い。娘の場合も2日目で声は出たが、英語ではなかった。それでも「反応した」という事実が次への理由になった。泣かなかった、逃げなかった、それだけで2回目は成功だと思う。子どもがしゃべり始めるのは早くて3回目以降、遅ければ1ヶ月かかる子もいるはずだ。「いやだ!」と強く拒否するなら向き合う必要があるが、無反応なだけなら継続で変わる可能性が高い。
Q. 毎回同じ先生じゃないといけない?
同じ先生の方が最初は安心しやすい。娘の場合も、Grace先生(仮名)が2日目に同じぬいぐるみを持って来てくれたことで「あの人だ」という安心感が生まれた。最初の1〜2週間は、できれば同じ先生でリクエストするのがおすすめだ。NativeCampのお気に入り登録機能を使えば、空きがあれば最優先で表示される。
慣れてきたら先生を変えることも全然ありだ。娘も最終的には2〜3人のお気に入り先生を作った。でも最初の「安心できる顔」を一人決めておくと、最初の数週間がずっと楽になる。
Q. 先生へのメッセージは英語で書かないといけない?
日本語で大丈夫。先生はGoogle翻訳などで読んでくれる。「2歳、初めてです」「今日はぬいぐるみに反応していました」程度でいい。コメントを送る習慣をつけるだけで、先生との連携が全然違ってくる。2週間後の今から見ると
あのころの娘と今の娘は、正直ずいぶん違う。
2日目に「ワンワン」と言っていた娘が、今は自分からタブレットを持ってきて「えーご、えーご」と言う。先生の顔を見て笑うようになった。好きな先生が生まれた。2週間でここまで来るとは、あの日のパパには想像できなかった。
2日目の10分は、続けてきた分の最初の1ページだった。しゃべらなくても、英語が出なくても、その10分を積み重ねたから今がある。そういうことだと思っている。
もしあの2日目で「やっぱり向いてないかも」と諦めていたら、今のこの変化はなかった。たった2回。それでも、続けると決めた2回目があったから、3回目があって、今がある。そういう話を、しばらく書き続けようと思っている。
2日目のことを書くのは、正直「特別なことは何もなかった」という記録だ。固まった日より少しマシな日。英語は出なかったけど「ワンワン」は出た日。でもそういう何でもない日の積み重ねが、今になっている。それを書き残しておきたかった。
パパ
また明日もやろうか
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